記事No.120 へのコメントです。
私も先日、OHしましたので、参考になれば幸いです。
1．ブレーキ・キャリパーを外す前にブレーキフルードを抜く。
2．ブレーキ・キャリパーを車体から外す。
3．外したブレーキ・キャリパーのパッドを外す。
4．外したブレーキ・キャリパーからピストンを抜く
エアーガンで圧力をかけて抜く場合が多い。
また、固着している場合はウエス（ボロ布）等をかまして
ウォーターポンプ・プライヤーなどで外す。
5．ピストンを抜いたら、中にはまっているダストシールを外す。
矢（先の尖ったもの）で突き刺して外す。
※キャリパー本体はアルミ製なので、ピストンの稼動範囲に
スカッフ（ひっかき傷）はつけないでください。
6．外したキャリパーを左右を割って受け皿に入れて、
灯油（別名：洗い油）
を半分くらい入れて、ワイヤーブラシでこすってカスを落とす。
ピストンやキャリパー本体をよくこすって落としてください。
また、目の細かい耐水ペーパーで落としても良いです。
（私も800番以降を使って磨きましたから）
7．そのあと、ブレーキクリーナーで洗浄して油膜を落とす。
8．新品のダストシールを用意して、キャリパーに組み込む。
組み込む際に、ダストシール用のグリス（シリコングリス等）
があるので、それを薄く塗って組み込む。
※ダストシールの再利用は避けてください。重要な保安部品ですので
再利用してブレーキが効かなくなると・・・・ですので。
※また組み込む際にダストシールが反転しないようにしてください。
9．ピストンにもまんべんなくグリスを塗ってキャリパーに組み込む。
指で軽く上下に動くようなら問題ないです。
10.キャリパーを元に組んでから車体に取り付ける。
エアー抜きは車体に取り付けてからおこなってください。
11．DOT4のブレーキ・フルードを用意してマスターシリンダーに注いでエア ー抜きをする。また、ブレーキ・フルードは500��ℓぐらいで単体販売し ていると思います。
※DOT5とかはエチレングリコール系の別モノですので注意が必要で す。吸湿性が高いので間違わないでください。モノは良いですが、 交換サイクルが早くなります。
12．OHに必要なモノ
新品のダストシールセット（ピストンは不要）
ダストシール用グリス×1
DOT4のブレーキ・フルード×1（全部は使用しないと思います）
灯油（洗い油）
洗浄用受け皿
目の細かいワイヤーブラシ＆プラスチックブラシ
目の細かい耐水ペーパー
矢（先の尖ったモノ）
ウエス（ぼろ布）
ブレーキクリーナー
工具
エアー抜き用耐油ホース＆空き缶
だいたいこんな感じです。作業はケガをしないように十分注意して
おこなってください。
また、重要な保安部品であることを忘れないでください。
では、無事に問題が解決することを願いまして、失礼いたします。
[
この記事にコメントを返信する ] [
原文引用 ]