記事No.3172 へのコメントです。
辛うじて雨は上がったものの、ツインリンク北ショートコースの路面はしっかりと濡れていた。
そんな路面状態でいきなりハイパワーの954RRやトルクの塊の1300SFなんぞ乗れるかいッてコトで、
無難にXRモタードで肩慣らしをする事にした。
鈴鹿の南コースを小さくした感じのサーキットを2周するのだが、
この路面にかなりの不安を感じざるを得ない。
5〜6台が1グループとなり先頭と最後尾をインストラクターが付いてくれるようだ。
CB400SFがモタードの前にいる、モタードの後ろはインストラクターだ。(要は最後尾なのさ。)
ゆっくりとコースインした1周目、
短いながらも裏ストレートを加速していき、
左に2回まわり込む時に前を走るCBがリアを外に振り出した。
「!? この路面でブレーキングドリフトォ!!スゲー凄すぎるぜ、ホンダに乗れば誰もがロッシばりの走行が出来るのかぁ!?」
自分の試乗しているモタードのコトなどスッコーンと忘れ、
CBの繰り出すテクに見とれていると、スライドしていたリアが回復した。
「ココから急激な立ち上がりが始まるのか?今日は目の前で起こるコトを体得して帰るゼ!!」と目をこらすが、CBは予想とは違う動きを見せた。
あろう事か左に回り込むこのコーナーで車体を起てたのだ!!
「!?!?!?!? ナニしてんねん。」
CBはライダーを中心にブルブルと震えてダートに向かっていった。
「逝ったか、、、」
雨で濡れた芝の上がどれだけ滑るのかは良く知っている。
暴れる車体の収集など出来ない。
真っ直ぐ行ければショートカットして上手く助かるかも知れない。
あくまで行ければだが。
最後は左に倒れていった。
最後まで左カーブを回ろうとしたのだろうか。
後ろのインストラクターを振り返るが、
何もなかったようにモタードの後ろを走って来る。
2周目に同じトコを通過しても未だ1人で藻掻いていた。
渡り鳥の群のように力尽きたモノは置いて行く試乗会なのか?
ホンダの間口は広く入りやすいが、
実際のトコはスパルタなのかも知れない。
1回目の試乗を終えてピットに戻ってから見てみると、
ロッシになり損ねたCBライダーのもとにインストラクターが集まって助けていた。
柴田支部長は「目の前じゃなかった?」と嬉しそうに近寄ってきた。
他人が転ぶのほど見てて面白いモノはない思った。
東海から試乗しに来た5人がそれぞれ思い思いのバイクに試乗していると、
東海標準色となったシルバーのRFがピットにある。
茂木で唯一見付けたRFが限定車というのも笑える話しだが、
ココはご本人に登場していただこう。 [ この記事にコメントを返信する ] [ 原文引用 ]