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みんなが帰り支度に忙しい頃、
喫煙場所で、またぁ〜りとされていた水谷氏がいたので、
私もその横のベンチに座って、ちと一服..。
そこでなされた会話を、
全文掲載できるほど文才が無いのが悔やまれます。
要約・抜粋してみると
「も少し勉強して、学校の先生になるっていう人生も、良かったかもしれない。」
某高校で、安全運転講習をされているようで、
そこでの経験が、彼にそんな事を言わせたのだと思います。
「何かと問題だ!と言われる高校生やけど、
ほんとは"真っ白"なんだよぉ..自己表現がヘタクソなだけなんや」
「"今時の高校生はっ!"て、言われるじゃない?
あれ、ウソやでぇ〜 みんなエエ子ばっかやでぇ
人が喜ぶことやってみたい気持ちは、ちゃんと持っている。
でも、その表現方法を知らないんだ。
ワシが、その方法を、チョコッと教えてやると、
みんな生き生きした目に変わってね、
ガンガン行動起こして、前に出てくるのよぉ
ほんと、それがオモシレェ〜のなんのってぇ..」
「おれは、レーサーだ!..
なんて、エラソーにしてたのが、ほんと馬鹿みたい。
もっと早く、その馬鹿に気づいてれば、
ワシの人生も、もっと違ったモノになっていたと思う、」
..私が、
「まだ遅くないんじゃないっすか?」と、横ヤリいれると、
遠くを見ながら、ふっと..笑っておられました。
革ツナギをダラしなく着崩し..
首にタオルを巻いたまま..
そんな彼の横顔が、
もぉ〜 カッコぇ〜の!なんのって!.. (∩∩メ)
全盛期のとんがった面影は、ありません。
普通の56歳の..ええオッサンです。
遠くを見つめる..しわくちゃの目尻が、今の彼の「トロフィー」です。
数多くのタイトルよりも、もっとでっかいタイトルを見つめる目でした。
バイクに夢中になってた高校生の頃、
毎月..毎月..バイク雑誌の彼の勇姿を知るものにとって、
その隣に普通に座って、一緒にタバコをふかしている自分が、
とても不思議な空間に身を投じているような..そんな感じでした。
有名人のオーラよりも、"好々爺"のオーラですかねぇ (爆)
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