|
【前回】 2004年4月某日(月曜日)
○○課から、電話ありました。
係員「爺さん..お亡くなりになられましたね!」
私 「うれしそぉやな.. (▼▼メ) 」
係員「勘弁してくださいよぉ..んなハズないでしょぉ」
私 「爺さん、最後の最後まで、わしらを振り回しよったけど、
自分の最後は、自分でキッチリ..決めよったなぁ」
係員「で、ご遺体の方なんですが..家主さんの方で..」
私 「は?..なんで私が?」
係員「ご遺族がおられないそうです。」
私 「ヾ(・・;)ォィォィ..勘弁してよぉ〜 ワシは、ただの家主さんやでぇ〜!
そもそも、別れた嫁はんと、息子がおるやろ!」
係員「警察が言うには、きっぱりと断られたそうです。
あんな奴..身内でもなんでもないと.. ┐('〜‘;)┌ 」
私 「そりゃ法律的にはそぉやろぉけど、息子は、実子やろぉ〜」
係員「警察も困り果てて、うちに相談してきましたけど、うちも困るんですよぉ」
私 「だろうな..あんたの課は、"生きている"お年寄り相手の課やもんな!」
係員「... (^^;
とりあえず、病院の方は..
"生きているうち"のお話しなんで、ウチの方で処理させて貰います。」
私 「出た!お役所根性!」
係員「困ったのは、ご遺体の引取先なんですね..
病院から遺体の搬送を依頼された葬儀屋さんが、持ってゆくとこがなくて..。
病院の霊安室で、放置されたままらしいです..
しかも、費用の問題で、"ドライアイス"無しなもんで、痛みが早いそぉです。」
私 「あのな!さっきから聞いてたら、あんた勝手なこと言うけどな!
うちとしては、爺さんの遺体がどぉなろうと..知ったことやない!
冷たいこと言うけどな..、そんなもの引き取って、どないせぇ〜ちゅうねん!」
係員「..やっぱ..そぉですよね..」
お役所が、困り果てているのは、
爺さんが正式に"○○課に世話になってない"ってことです。
受付もしてない爺さんの..死んでからの面倒なんか..見られないってことなんです。
こればっかりは、死人を蘇らせて"申請書"を書かせるわけにも..ゆきません。
そもそも..爺さんに貯金があれば、良かったんですが、そんなもの有るはずもなく、
あったら..さっさと家賃として回収してるしな ヾ(・・;)ォィォィ
遺体搬送→葬式→火葬→埋葬..これにかかる費用を、いったい誰が負担するか?
ほんと..地獄の沙汰も金次第..とは、良くいったもんで、
死んでからもなお..お金の心配をしなけりゃならない..世の中なんですよねぇ..
2004年4月某日(水曜日)
爺さんが亡くなってから、3日たちました。
普通の人ならば、お葬式もすんで..やれやれなんでしょうけど、
爺さんは、まだ病院の霊安室にいます。
どないなってんねん!と、○○課へ電話いれました。
..やっぱ、気になるもんでね..
係員「なんとか..出来そうです。」
私 「やればできるやん!」
係員「少々..ヤバメな方法なんですけど..」
私 「ほぉ..」
係員「過去に遡ってですね..アレをこぉ〜してどぉして..、そしたら、ソレがこぉなって..」
※詳細は、関係者に迷惑がかかるので..割愛します.. (^◇^;)
合法・非合法のことは..私には、わかりません。
ただ言えることは、あれだけ使えん○○課でしたけど、
最後の最後に、"人"を守る決断をしました。
..もっとも当の本人は、"人"じゃなくて"仏"さんになっちまったけどね..。
数日後、市営墓地の無縁さんに..埋葬されたと連絡がありました。
※この続きは【こちら】
|
|